乳飲み子の育て方ガイド
個人ボランティア きみどり様にご協力いただき、ブログ「ねころくっ!」より転載しております。転載元の記事は下記よりご覧いただけます。
生後第一週
ぎゃぼ~~!眼も開いてない子猫をひろっちまったーーっ!と、焦ってるアナタへ。
眼も開いてない、耳も開いてない、へその緒がかさぶたでついてる。
そんな子猫は生後第一週位。
焦るな焦るな!まずやることは・・・
巣作り
私はおなじみ、ねずみーキャリーを使います。
ミルクの作り方
次にやることは、ミルク、ミルク!
ねころく家御用達の哺乳瓶はこれ。ミオ。瓶がやわらかめで、乳首はシリコン製で使いやすくておススメ。
中ふたを閉めて、シェイク!
水につけ、人肌程度にさます。
その後、カップには熱湯を入れてもっていき、随時温度が下がらぬよう湯煎しながら使います。
お湯を入れておくと、ティッシュを濡らして顔やお尻をふいたり、何かと便利です。
当初はスポイトや注射器などでも飲ませられますが、哺乳瓶は必須アイテム!さあ、買いに行こう!
ミルクの飲ませ方
んじゃ、ミルクを飲ませます。
子猫は腹這いにさせ、口の端から乳首を差し込み・・・
押しこみ過ぎず、浅過ぎず、正面、べろの上に・・・
最初はお互い慣れないからちょっと難しいけど、根気強く優しくやれば、必ず吸いついて飲んでくれるようになります!
ここが頑張りどきと心得よ~!
これを、一日5~6回程度、おおむね4~5時間おきに繰り返します。
きっちり4時間!とかじゃなくっても大丈夫。親猫だってふらっと出かけちゃったりするからね。 こっちが神経質になりすぎると参っちゃいますよ~。アバウト、アバウト~。のんびりいこう!
排泄のさせかた
ミルクを飲ませたら次はちっち。おしりをティッシュなどで軽く、とととと・・・と刺激します。
おもしろいほどじわあ~っとちっちをしてくれます。
うんちょは毎日出なくてもそう心配しなくってよい(けっこう何日も出なかったりする)
そのうちしっかり、絵具のようににゅるにゅると出てきます。
これも、毎回繰り返す。
生後第一週 まとめ
まずは基本、ミルク、ちっち、保温・・・の繰り返し。満足したらまたもぐって眠る。新生児期です。
生後第二週
ぱち!眼が開きます!耳も開きます!
アナタの拾った子猫はこれくらい?だったらだいたい生後7~14日くらいです(眼があくのは大体7~10日位)
なかなか全開しなくてしょぼい!って思っても・・・
必ず開きます(笑)この、眼が開いた瞬間はほんとに嬉しいんですよ~!
そうそう。複数のときは特に、ちゃんと飲めてるかも把握するため、体重を量りましょう。第一週で約100~150グラムくらい。
日々ぐんぐん増えます。第二週ではだいたい200~250グラムくらいかな~。兄弟でも個体差はあります。元気に育ってるなら、そう神経質にならなくても大丈夫!
この時期はもう、おろすとよちよち、ゆぶゆぶ歩きます。
まだまだ巣でゆっくりあったかく過ごさせてください。
基本、育て方は前述の通りです。寝不足だろうけど…もうちょい。がんばれ~~!
生後第三週
子猫の成長は早い、早い!
眼がぱっちり開いていて、耳もぴょこん!と三角になってる。これくらいの子は大体生後第3週。
もう、ミルクの催促を始め…
哺乳瓶も手でしっかり押さえてちっちくちっちく上手に一気飲み!これくらいになると、授乳も一日4~5回に。上手にいっぱい飲むので時間も短く、回数も少なくて済みます。
ちっちの分量も増えるので、ちゃんと排泄させても、開けるたんびに巣がちっちまみれになってくるのもこのころ。そろそろケージにお引っ越しの頃です。
うんちょまみれっちょになってることもあります。あんまりまみれていたら、下半身だけそっと、ささっと洗ってあげてください。その後はドライヤーはなるべく使わず、丁寧に乾ききります
(使うときは遠くに離して、熱くなりすぎないようにね)
ケージの中にも、同様に巣を作ります。
子猫はほんとに賢い。トイレは用意しておけば、この通り教えなくても使うようになります。
運動能力も発達してきて、よじよじ登ってきたり…
探検をはじめてみたり…。危なくないよう気をつけて、少しずつ遊ばせてあげましょう。
生後第四週
ちっちゃな歯が生えてきて、乳首をはみはみ始めたり…この頃からそろそろ離乳開始です!
最初はミルクと併用しながら・・・
離乳食は市販の缶詰もありますが、私はベビー用カリカリをふやかした奴を使う事が多いです。
銘柄はロイヤルカナン:ベビーケア(粒も小さく、ふやかしやすい。便もナイス!)、メディファス子猫(価格、リーズナブルで、なかなかよい!)がおススメ。
さいしょは口の中にちょっと入れてやります。そしたら、お!?なに、これ。うまっ!となって食べ始めたりします。
最初はお皿なんて噛んじゃったりするけど…(笑)
そのうち顔突っ込んで食べだします。
ご飯をしっかり食べるようになったら、ミルクは補助的に使うように変えてゆきます。
そのうち、様子をみながら、通常の子猫用のご飯に移行していきます。
(このあとは、ドライのカリカリ+水か、カルカン子猫のようなパウチのウエットフードに移行します。うんちょの様子に気をつけてね。下痢をするようなら病院へ)
それ以降
ふう~~。お疲れ様です!ここまでくればとりあえず、ほっと一息、ひと安心です。
よじよじ・・・。足に昇ったり、後追いしてくれたり。
生後3~8週は、社会化期と言うそうで、この頃子猫は色々な外界の事を学んでいく時期だそうです。
なので、どんどん好きに遊ばせ、先住猫犬さんやご家族とはどんどん触れ合わせ…子猫同士でもわんさか遊ばせ…危機管理能力なんかも身に着けさせましょう(笑)
ケージの扉をオープンにしておくと、トイレも使い、巣に戻って寝てたりします。
私は基本的にこの頃は外出と、夜寝る時はケージを使っています。あとはエリアを決めて、フリー。
そして…
家中を走り回って遊び…すっかり子猫らしくなった頃、乳飲み子育ては完了です!
そろそろ里親さん宅へ卒業する時期・・・。淋しいけど嬉しい、そんな時期です。
「みなさん・・・元気に、いい子に、大きくなるんですよ~~。」
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